スマートフォン : Windows Phone のプログラミングしてます

    1. Windows Phone でアプリ開発

    ちまたでは iPhone Android スマートフォンのアプリ開発がはやっていますが、私のはやりと言えば Windows Phone 7.5 でのアプリ開発です。

     

    仕事で Android アプリ開発もしていますが、個人的にスマートフォンは Windows Mobile から入ったので、どうしても一番慣れている環境 ( Visual Studio ) を使って開発したいという事と、Windows Phone(はぁと)という事情があります。

     

    2012/02 現在国内で販売されている WP7 端末が1種類( au IS12T)しかないという事と、最大のキャリア docomo 様から販売されていないこともあり、非常に地味な扱いになっています。

    はい。ワールドワイドでも地味です。地元のアメリカでも 1% 程度のシェアしかありません。しかーし。

    来る 2015 年には iPhone を抜いてシェア 2 OS となることが予測されています。ノキアの営業力とマイクロソフトのエンタープライズ用途が合わされば、この予測もあながち嘘とはいえません。

    clip_image001[6]

    出典 : IDC http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS22871611

     

    1. Windows Phone の魅力

    現在の Windows phone の魅力については割愛します。bing/Google なりで検索してみて下さい。

    個人的には、電池の持ちが良い(普通に使ってれば2日は持ちます)Office との互換性に優れたスマートフォンというところでしょうか。

    近未来の魅力はやはり Windows8 on ARM タブレットその相乗効果が期待されます。

     

    1. なぜ Windows Phone でプログラミングしているのか

    受託開発で Windows Phone プログラミングをしていますが、現時点でシェア 1% 程度の OS 用のアプリを開発するお客様はまだまだ少ないのが現状で、WP7 に労力をかけるよりも iPhone/Android に注力してしまっています。

     

    よってお仕事としては微妙な存在で、現時点で WP7 だけで成り立っている会社はマイクロソフトを含め存在していないと思われます。

     

    しかしここでサボっていてはいけません。

    注目している人が少ない ライバルがいない!!

    と言うことで 2010年に WP7 SDK が公開されてから、もくもくと WP7 プログラミングのノウハウ構築およびアプリの公開を進めてきております。

     

    現時点で公開しているアプリは2種類です。

    2ch ブラウザの Nel は、私が初めて WPF/Silverlight/WP7 アプリの勉強がてら開発したと言うこともあり、注力した時間の割りに出来がいまいちですが気に入ってくれているユーザの方も多く WP7 Marketplace 無料アプリ部門 総合2位を獲得したこともあります。(その時の1位は Youtube)

    ちなみに Nel アイコンは、MS エバンジェリストの高橋忍さん作であります。

     

    アプリ名

    内容

    ライバル(Android)

    Nel
    (
    ねる)

    2ch ブラウザ

    bb2c

    Mil
    (
    みる)

    コミックビューア

    Perfect Viewer

    http://smart-pda.net/

     

    コミックビューアの Mil は、主に自炊した JPEG ファイルを快適に閲覧するためのソフトで、私の2本目のソフトということもあり開発期間も短く&軽く&快適&評価も高いソフトです。

    特に、画面スクロールを記録→再生できるナビゲーションアシスト機能 は、この真価に気づいておられるユーザは少ないようですが、画期的な機能です。

     

    1. 次に何をつくるのか?

    Nel Mil も今後バージョンアップしていきますが、とりあえずもう一つ開発を考えています。

     

    それは簡単入力家計簿ソフト ポケマ(仮称)” であります。

     

    では何故今家計簿なのか?

     

    それは WP7 で良い家計簿ソフト( for )  がない事が第1の理由に挙げられます。

     

    過去10数年にわたり PDAやスマートフォンで日々の収支を入力し、Microsoft Money で家計管理をしている私にとって、家計簿入力というのは死ぬまで終わらないライフワークに等しい事業であり、スマートフォンでのキラーアプリと思っています。

     

    私は未だに Windows Mobile 6.5 (ウィルコム ハイブリ) を使い続けていて、いい加減 WP7 をメインにしたいと思っていますが、そう出来ない理由が乗り換えられる家計簿ソフトがない事です。

     

    これが ポケマを開発するモチベーションです。

     

    今後このブログでは、ポケマの開発→ Marketplace にて全世界に公開に至る軌跡をブログに綴っていきたいと思います。

     

     

OneNote が無いと仕事になりません

OneNote 使ってますか?OneNote

Office 2003 の時代からマイクロソフトから販売されている統合メモソフトで、Office2007 からは Office に標準搭載されるようになって、現在の OneNote2010 からは Windows Phone7 にも搭載されています。

 

分かりやすいイメージとしては Evernote みたいなものと考えれば良いでしょう。

しかし!!

 

仕事で使う上で Evernote よりも素晴らしい点がいくつもあります!

  1. 社内のサーバや PC で簡単に共有可能

Evernote はクラウド上にクリッピングしたデータを保存しますので、PC 以外にもスマートフォンやタブレットで外出中も見られるのが魅力!

しかーし。

仕事用でそれは怖いですよね。NDA の関連で社外にデータを持ち出すことが出来ない条件がある場合、Evernote で仕事のデータを共有するのは不可能。

 

しかし OneNote ならデータファイル (拡張子 .one) を社内のサーバにコピーして、それを複数の OneNote で開けば直ぐに共有できます。

(普通の PC のファイル共有でも OK!)

みんなで同じファイルを開いて編集すれば、後は勝手にデータが同期されて最新の情報をみんなで共有できます。 

  1. Windows Live Office365 でクラウド共有

上のように社内の共有はデータファイルをみんなで開けば OK!

ではクラウド共有はどうするのでしょう?

 

これもちゃんとマイクロソフトは解決策が用意されています。

たとえば Windows Live。これは Hotmail が数段グレードアップした、個人向けの Web サービス。ブラウザでメールのやりとりをする Hotmail 以外にも、スケジュールの共有 SkyDrive(Dropbox のようなオンラインストレージ) もあります。

 

グーグル系サービスとの比較

 

Windows Live

Google

メール

Hotmail

Gmail

スケジュール

カレンダー

Google カレンダー

連絡先

アドレス帳

Gmail のアドレス帳

写真共有

SkyDrive

Picasa

ドキュメント共有

SkyDrive Word, Excel, PowerPoint, OneNote のファイルをおける&編集、共有も!

Google Document
Word, Excel, PowerPoint
互換の作成、編集、共有が可能。

 

この SkyDrive 25GB の無料ストレージ空間。

OneNote 2010 は、この SkyDrive にデータファイルを保存&同期ができます。

 

OneNote で作成したメモを SkyDrive 上に保存すれば、PC からでもスマートフォン(iPhone, Android, Windows phone) からでも見る&編集可能!

 

Office365 を使えばさらに安定性&セキュリティを増したビジネスユースのサービスで OneNote をクラウド共有で使えます。

 

 

では私たちがどのように OneNote を使っているのかご紹介~

 

  1. データシートをクリップ♪

ドルフィンシステムでは FPGA LabVIEW を使った信号処理を仕事としています。

で、よく見るのが製品のデータシートやアプリケーションノート。

例えば Xilinx Virtex シリーズのロジックセル数は良く参照します。

Virtex5 にインプリしたデザインが Virtex7 なら何個はいるかな~?」

という比較ですね。

こういうのはこの画像のように、Virtex PDF からスペック表だけを切り取って貼っておけば、Virtex すべてのスペックを横断して一気に見ることが出来ます。

 

一目で見たい情報ってあるけど実際にはそれぞれの PDF に分かれてて、PDF をあちこち見てる・・・と言うことが大幅に減ります。

 

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  1. デバッグのログをそのままクリップ→写真も入れておけば 作業ログ・報告書が完成♪

FPGA に信号処理アルゴリズムを実装して、その出力をスペアナで見る」こういう事を毎日しているのが私たちの仕事。

 

この作業ログをどうやったら効率よくできるのか?

 

これも OneNote で解決!

 

たとえばこの画像ですね。

タイトルには日付と行なった内容を書いておいて、試験条件とその時のスクリーンショットを貼っておく。

 

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基本はこういう形でどんどんログを作っておきます。

こうしておけば「昨日のテスト条件なんだっけ?」とか「確か綺麗に波形が表示されてたと思う」という、ありがちなやりとりをなくすことが出来ます。

 

で、装置が完成したらこのログの中から確定したデータの抜き出してまとめれば、そのまま試験成績書&報告書が完成~♪

 

OneNote テキストも画像も一緒に貼っておけるのが、一番の利点。

これを導入するまでは、

  1. フォルダを作成
  2. 文書を Word かテキストエディタで作成。
  1. ついで装置から取得したログ (CSV とか) も入れておく
  1. スクリーンショットも JPEG で入れておく

という流れで、ファイルは増えるは文書と画像の一覧性が悪いわで、めんどくさい仕事でしたが、OneNote に貼っておけばちゃんとした報告書っぽい文書ができあがってしまう不思議。

 

  1. 気になったネタをまとめておく→ざっと成形して客先提案書を作成完了!!

OneNote には作業ログ以外にも、目についた Web のクリップなども貼っておきます。次の仕事のネタとか、面白そうな情報をみつけたら直ぐに OneNote にコピーです。

 

あと客先打ち合わせから帰ってきたら、その議事録というかメモを作成して、それに自分のコメントを書いたり、クリップした画像を貼ったり、Visio で作成したブロック図を貼り込んでいけば、なんとそのまま提案書らしきものが出来ちゃいます。

これを PDF に保存して客先にメール。

 

  1. 見つけたネタ・頭の中のもやもやを書いておく
  1. これらを見直す&整理する
  1. 見栄えの良い文書に整形

この一連の作業を途切れずに行えるのは OneNote だけ!

 

  1. ブログにアップ!

ここまではここ数年の OneNote の使い方。

最近これから一歩進んだ使い方が出来るようになりました。

それはまた次のポストで!