Windows Live – SkyDrive がぶっ壊れる (3) – 直ってきた

なぜかぶっ壊れてしまった私の SkyDrive。

Windows Live ID の取り直しという恐ろしい事態に追い込まれるかと思いきや、内部の方々のおかげで徐々に復旧してきました。

今までの顛末

  1. 2012/3/11 頃 PC で同期していた OneNote が開けない
  2. IE9 で SkyDrive にアクセスすると不安定&Office 系全滅。ピクチャは問題なし。
  3. 2012/3/13 フォーラムに問い合わせ。
  4. 2012/3/15 アカウントのリフレッシュが行なわれる。
  5. 2012/3/15 動くものと動かない Office 系ファイルがあり。フォーラムに報告。
  6. 再度内部担当部署にて調整?
  7. 2012/3/19 復活してきた
  8. 2012/3/26 色々使いましたが、問題はありませんでした ← いまここ

顛末はこちら→SkyDrive の Word, OneNote, Excel, PowerPoint が作成、同期、閲覧が出来ない

現状

2012/3/26 の現状は、問題なくなってきたと思います。

出来る範囲で調べましたが問題はなさそうです。

  1. 以前に保存していた OneNote ファイルを開く・編集・同期問題なし。
  2. 新たに作成した OneNote, Word, Excel, PowerPoint 作成・編集・同期問題なし。
  3. 上記は 2点は、IE9, PC上OneNote, Windows Phone7 でも大丈夫。

という事で、次にフォーラムに回答があったら問題なくなった旨を報告したいと思います。

今後

何が原因なのか分かりませんが SkyDrive フォーラム を見てみると、今回の件以外も色々と問題は発生している様子。

今年後半にリリースされる Windows8 では、Windows Live ID を使った認証が標準となりアドレス帳・スケジュールなどが統合され、さらに SkyDrive が OS 標準のストレージになります。

SkyDrive は現在とは比べものにならない程ユーザ数が増加する事は確実で、それに伴いトラブルも右肩上がりに増えていくと思いますが・・・これで大丈夫か?というのは本当に心配するところ。

Windows Live ID の取り直しという恐ろしい事態に追い込まれる” という事態が一般化しないように願うだけです。

それにしても第一線でユーザと接する、モデレータの方々は苦労が多いと思います。

今回は Windows Live フォーラムのモデレータの皆様とバックエンドのご担当者様ありがとうございました。今後もトラブルが増えると思いますが、よろしくお願いします。

参考

7. SkyDrive から Word および Excel ファイルを Office 2007 で正常に開けない問題についてhttp://windowslivehelp.com/thread.aspx?threadid=3aa3f31c-089c-4601-a216-e0f3c054876c#x_Q7

Windows Live – SkyDrive がぶっ壊れる (2)

SkyDrive が何故かブチ壊れてしまい、SkyDrive に保管していた Office Live系(Word とか OneNote ) のファイルが、PC、ブラウザ、Windows Phone からアクセスが全く不可。新規作成も出来なくなったトラブルの、続きです。

進展があった

2012/03/13 SkyDrive フォーラム現在起きている現象を質問してみたところ、3/15 に回答がありました。

clip_image001[4]

アカウントのリフレッシュとはいったい何なのか分かりませんが、何らかの作業が行なわれたようです。
早速確認してみます。

早速確認

まずはブラウザ (IE9) で、確認してみます。まずは昨日作成した作業フォルダ「ドキュメント2」で確認してみます。

保存してあった OneNote を開いてみるclip_image002[4]

OneNote ファイルを作成してみるclip_image003[4]

Word ファイルを作成してみるclip_image004[4]

・・・・。

ダメなようです。

次は PC 上の OneNote 2010 で開くっ!clip_image005[4]

だめじゃんか!

もう一度試してみる

ここで諦めません。Windows Live のストレージって、メインはデータベースになっててそこに物理的なファイルがマッピングされているはず。(恐らく、たぶん)

と言うことはリフレッシュ前の Office 系ファイルやドキュメントは、おかしなデータになっているはずなので、逆に新しいフォルダを作成したら良いのでは?

と言うわけで「ドキュメント3」を作成して試してみる。

OneNote ファイルを作成clip_image006[4]

おおっ出来た!clip_image007[4]

文字を入力する。clip_image008[4]

しかしまだおかしなところもある。

Word を作成してみる。clip_image009[4]

もう一度 OneNote を作成してみる。clip_image010[4]

Windows phone でアクセスしてみる

(こちらは面倒なのでスクリーンショット無しです)

Windows phone でアクセスしたら進展がありました!と言っても使えないのには変わりないですが、Office Hub でアクセスしたときに、先日までは Office Hub→ SkyDrive の画面で “アクセスできません~”のようなメッセージが出ていましたが、

今日は、ドキュメントフォルダの一覧も表示されているし、SkyDrive に保存してある Word, OneNote のアイコンも表示されています!!

そして一部の OneNote は開けています。

でもリフレッシュ前のファイルが開けますが、読めるページと読めないページが混在していたり、ノートの同期に失敗していたり・・・

まとめ

あまりまとめようがありませんが、まとめます。

  1. ブラウザ・PC上 OneNote 2010・Windows phone 7.5 それぞれで挙動が異なっているようです。
  2. リフレッシュ前のデータはブラウザでアクセスできないですが、WP7 では一部アクセスできますが不安定。
  3. ブラウザではリフレッシュ前のデータにはアクセスできない。リフレッシュ後にファイルを作成すると、開けるものもあるが開けないものもある。
  4. 挙動が不審。

一言でまとめると ”挙動が不審で不安定” と言うことです。

つづく。

Windows Live – SkyDrive がぶっ壊れる

clip_image001

それは突然発生しました。
恐るべき事です。クラウドのエラーです。

SkyDrive で共有していた OneNote が開けなくなってしまいました。

PC←→SkyDrive(Windows Live)←→Windows Phone

という連携をしていて、PC で同期した OneNote を外出先でも Windows phone で見られるようにしています。

しかし今回はエラーが発生しました。

ちょうど Windows Phone を新調したタイミングだったので、Windows Phone を疑い Office のリセットなどを試してみたんですが、ダメでした。

いずれこういう事態が発生するとは思っていましたが、以外と早く訪れました。

恐るべき事に「サーバに保存していたデータが壊れた」ようなのです。

SkyDrive にブラウザでアクセスする

まずは PC のブラウザで SkyDrive にアクセスして確認します。
するといつも通りにピクチャなどのフォルダにアクセスしてファイルを見ることが出来ますが、OneNote が入っているフォルダにアクセスすると、

「エラーが発生しました。もう一度やり直して下さい。」

とのメッセージが。

clip_image002

確かに何度かやり直していると、ファイルが見えました。

何故見えるようになったのか理由は不明です。PC 側の OneNote が自動的に同期をかけていたりするので、サーバ側で何かが変化したのかもしれません(更新日は変化しているので、何かが更新されているようだ)。

clip_image003

で、OneNote をブラウザで開くと。

「このノートブックを編集するための権限がありません。」

というメッセージ。よく分かりません。そういうものだと思いましょう。

clip_image004

PC 上の OneNote から同期をかける

次に PC 上の OneNote から同期をかけてみます。

「Web サーバーから内部エラーが報告されました。このエラーが続く場合は、サーバーの管理者に問い合わせてください。 (エラー コード: 0x800701F4)」

メッセージ通り、問い合わせをするほど純情ではない私は冷静です。

clip_image005

解決策

私の経験上こういう問題は直ぐに解決するのです。

一番シンプルな方法「やり直す」です。

幸いなことに PC 上の OneNote にデータは残っています。ローカルキャッシュです。

まずはこのデータをどこかに待避して、サーバ上の OneNote を削除し、再度サーバ上に OneNote ノートブックを作成し、同期すれば良いはずです。

と方針は決まったので、念のため調べてみると仲間が既にいました。

Error while synching to SkyDrive in ON2010: 0x80070002
https://connect.microsoft.com/onenote/feedback/details/567993/error-while-synching-to-skydrive-in-on2010-0x80070002

OneNote 2010 Skydrive Sync Error – The Web server is reporting an internal error (Error code: 0x800701F4)
http://answers.microsoft.com/en-us/office/forum/office_2010-onenote/onenote-2010-skydrive-sync-error-the-web-server-is/59ed49e2-d1bb-40a3-a5fc-029d41fcb1e8

Microsoft Connect や Answers フォーラムでも書かれていますね。解決策はやはり「やり直す」でした。

※ Microsoft Connect というのは、一般的なサポートではなく開発者向けのサポートサイトで、マイクロソフトの開発者とコミュニケーションを取る場所です。クローズドβの配布もしてたりしています。

解決策を実行する

では早速解決策を実行してみます。

データのバックアップ

まず OneNote に残っている同期できないデータを、別のノートブックを作成しコピーします。

ノートブックを SkyDrive 上に作ってコピーしようとしましたが、OneNote からはこの画像のように作成できませんでした。

clip_image006

ではブラウザで作成・・・SkyDrive 上で OneNote ノートブックを作成することが出来ません。
嫌な予感です。

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仕方がないのでローカル HDD にノートブックを作成し、コピー。幸いな事にローカル HDD は生きているようです。

OneNote ノートブックを作り直す

データバックアップが完了したので、SkyDrive 上で再度ノートブックを作成してみ・・・・・

SkyDrive から応答がないようです。たぶん忙しいんですね。

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OneNote だけではなんですので、Word の文書も作ってみます・・・・

image

PowerPoint を作成して・・・・

clip_image010

ファイルは作成されているようです・・

image

Excel を作成してみる・・・

image

反省

上の方で、

”私の経験上こういう問題は直ぐに解決するのです。”

と書いてしまいましたが、すいませんでしたm(_ _)m クラウドの時代では今までの経験など無意味なようです。問題は解決しませんでした。

また、

”メッセージ通り、問い合わせをするほど純情ではない私は冷静です。”

とも書いてしまいましたが、思い上がっていました、すいませんm(_ _)m。

素直に初心に返って、サポートに連絡して対処して頂くことにします。

驚愕の事実

クラウドというのは恐ろしい存在かもしれません。

すべてのデータをクラウドに保存し、ソーシャルのコネクションも構築し・・・それが一瞬で消えてしまったらどんなに恐ろしい事態でしょうか。

(そこまで至ってないけど)

SkyDrive フォーラムに問い合わせをする前に、少し調べてみたらありました。

似たような事例が・・

自分のフォルダにアクセス許可がない
http://windowslivehelp.com/thread.aspx?threadid=94c30b6a-ec1c-46f5-b8c1-b3a5429f9b9b

clip_image013

”Live ID って無料でいくつも取得できるから、問題が起きてももう一つ取得すれば良いよね♪”

2012 年の今、いいんでしょうか?

Live ID は Windows phone, XBox などマイクロソフト系サービス全般、facebook、twitterなどソーシャルサービス全般とヒモ付けて運用出来ます。2012年中には Windows8 が発売され SkyDrive ユーザが爆発的に増加する事が予想されます。Windows phone では SkyDrive 上に保存した Word, Excel, PowerPoint, OneNote と同期が出来ます。

とても便利なサービスです。便利だから私もそうしてきました。

Windows phone で一回設定した Live ID はリセット(全消去) しないと変更することが出来ません。

この質問主が、Windows phone ユーザだったら2つの選択肢があります。

  1. もう一つ Live ID を取得して、今までの Live ID にヒモ付いていたサービスとかすべてヒモ付け直す。SkyDrive のデータはすべてアップし直す。Windows phone もリセットする、PC 上で OneNote 同期していたら、それもやり直し。Windows Live メールも移行しないと行けないですね。
  2. SkyDrive が未来永劫使えない状態で Windows Phone / Windows Live / Windows8 を使い続ける。

彼はその後、どうしたのでしょう。

 

あまりの衝撃で、だんだん支離滅裂になってきました。

 

と言うわけで SkyDrive のサポートに連絡して、対策できるか聞いてみます。

つづく

Windows Phone7 でアドレス帳を同期すると「ふりがな」がなくなる問題と回避方法

今まで Windows Mobile のスマホを使っていて、Outlook とアドレス帳を同期していました。おかしなところもありましたが、WindowsCE 時代から10年近くこのコンビネーションで運用してきました。

最近は Windows Phone7 をよく使うようになったので本格的に様々なデータをクラウド経由で同期させようとしましたが、Windows Phone7 のアドレス帳同期には「名前の読み(ふりがな)」が同期されないという問題があります。

Outlook のアドレス帳と Windows Live アドレス帳と同期の問題点

メインのメールクライアントは Outlook2010 を使っています。こちらも Outlook97 の時から10年以上。Outlook Connector と言うアドインをインストールすることで、Outlook から Windows Live 上のメールやアドレス帳、予定などを Outlook と同期できます。

この仕組みを使う事で、

Outlook → Windows Live → Windows Phone7

というアドレス帳の連係プレーが華麗に行なわれる。と思うのですが、そうは行きません。

この画像を見て下さい。上記の連携で同期した Windows Phone7 People Hub のスクリーンショットです。Outlook から同期した連絡先が「あいうえお順」で分類されておらず、地球アイコンのグループにまとまっています。

これは何を意味するかというと、「福島さん」を探す場合「ハ」をタップしてジャンプし、その「ハ行」から連絡先を探す、というごく当たり前の事が出来ません。

Windows Phone7 ではどうやって探すのか?

Outlook から Windows Live 経由で同期した連絡先はすべて「地球アイコン」でグループされるので、ここから探します。300件あったら、300件の中から探すことになります(笑)。

何が問題なのか

このような誰もが嫌がるような仕様がどうして起きているのでしょうか?

これはただ一つ、Windows Live アドレス帳が「名前の読み」に対応していないからです。 対応していないというのはどういう事かというと、もともと「名前の読みを保存する」という機能がないのです。

これは本当なのか?本当です。

こちらは Outlook 2010 の連絡先作成フォームです。このように通常ふりがなを入力することが出来ます。

clip_image001

そしてこちらが Windows Live 上の連絡先作成フォームです。姓名の入力欄はありますが、ふりがなの入力欄がありません。

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こちらは Windows Live メールの連絡先作成フォームです。こちらもふりがなの入力欄はありません。

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と言うわけで、Windows Live 経由で連絡先を同期する場合「ふりがな」の同期が出来ないことが分かりました。この問題は Windows Live メールユーザの間でも悩みの一つのようです。

解決策

では良い解決策があるのでしょうか?

あきらめる

一番面倒がないのは、さっさと諦めることです。

幸い People Hub では簡単に検索ができますし、良く連絡する相手はタイルに貼っておけます。

この2点の技を代用にして諦めてしまいましょう。

これ以上のトラブルは発生しないことは確実です。

Office 365 を使う

Office 365 はマイクロソフトが提供しているサービスで、月額\600~ で Web 上の Word, Excel, PowerPoint, Outlook, OneNote 等を使う事が出来ます。

Windows Live と同じでは?と思われるかもしれませんが、Office365 では Exchange Server を使って Outlook と同期できるのですべての連絡先項目を同期できる、と思われます。

また Windows Live よりも SLA がしっかりしていてサーバダウン回避など品質が高くビジネスが止まる可能性が低いのが特徴です。

Windows Phone をビジネスでも使用するのであれば、業務経費として月額 \600 を払う価値があるかもしれません。

Google 連絡先を使う

Windows Phone の良いところは、複数のクラウドアドレス帳を一括して扱えるところです。マイクロソフト系のサービスがだめなら他のクラウドを使いましょう。

一番確実なのが Google 連絡先(Gmail)との同期です。

こちらが Google 連絡先入力画面。ふりがな欄があります。

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Outlook←→Google 間の同期は、GO Contact Sync を使えば自動的に連絡先を同期することが可能です。あとは Windows Phone 側で Google アカウントを追加すれば、連絡先を自動的に同期ししかもふりがな付きで行なわれます。

問題点は、Outlook←→Google間の同期の信頼性と、Google に預けてしまうことの不安感です。

ビジネスで使う連絡先を Google に預けてしまっても良いのか?Outlook←→Google間 での同期でトラブルは発生しないか?

ちょっと不安はありますが、無償でふりがなの同期が出来る方法です。

People Hub ふりがなを入力する

まったく現実的ではありませんが、People Hub で連絡先を開くと「ふりがな」の入力が出来ます。

一件ずつ入力する必要がありますが、ふりがなの先頭だけ「あ」と短縮して入力することで、省力化を図れます。

まとめ

お金で解決する方法、Gmail に預ける方法、諦めるなど手段は色々あります。

自分のニーズに合わせて適切な方法で運用しましょう。

私は諦める方向で考えています。

Windows Phone7 アプリ開発 : 家計簿アプリのコンセプト

こんばんは。福島です。

今日は朝から横須賀 YRP に行ってきました。海が近いからか寒かったです。

寒い中、気合いを入れて(バスが少ないので)通研から YRP センターまで歩いていたら、ふくらはぎが痛くなりました。起伏が多いので、日頃の運動不足がたたったようです。

それはともかく今日は家計簿アプリです。

フリーソフトの開発とはいえど、開発するからには徹底的にこだわる点がないと、評価されるアプリにはなりませんし、モチベーションも上がりません。

一開発者として “こだわる” レベルまで開発モチベーション&テンションを上げるには、まずコンセプトが重要。まずは作り手が納得したコンセプトじゃないといけません。

今日は、コンセプトを考えてみます。

家計簿の需要

ではまず最初の疑問点から入ります。

「どのくらいの人が家計簿つけてるんだろう?需要はあるのか?」

調べたところありました。マーケティングに使えるデータが。

お金に関する夫婦ゲンカ

 1位『生活費の使い方』=58.3% 2位『お小遣いの金額』=28.5%

 女性3位に『借金の発覚』=22.7%

http://release.center.jp/2010/12/1701.html

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出典 : アイシェア

この調査のテーマは家計管理なのに、タイトルが「夫婦ゲンカ」となっているところが笑えます。

この調査結果を見ると独身者の3割、既婚者の半数近くの人が家計簿を付けているようです。やっぱり既婚者のお小遣い制導入割合が 70~80% らしいので、真剣に家計簿を付けている様子がうかがえます。

さらにデータの裏をとってみると、ありましたこちらも約3割。

2009年3月23日

財布の紐をにぎるのは「妻」、家計見直しで“管理の目”厳しさ増す

http://research.rakuten.co.jp/report/20090323/

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出典 : 楽天リサーチ

と言うわけで、少なくともスマートフォンユーザ全体の3割近くが家計簿ユーザ候補になりそうです。

家計簿のモチベーション

次の疑問は「なんで家計簿つけるんだ??」です。

こちらもばっちりな調査結果がありました。

Web 上の家計簿サービス「OCN 家計簿」を展開している NTT コミュニケーションズさんがイイ調査をしています。さすがです。

家計簿を付ける人と付けない人、貯蓄額に71万円の差 — NTT コミュニケーションズ調べ

http://japan.internet.com/wmnews/20111214/4.html

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出典 : NTT コミュニケーションズ (japan.internet.com)

家計簿をつけている人の方が 71万円貯蓄額が多いなんて、まるで計るだけダイエットみたいですね。

なるほど。この調査を見ると、

  1. 節約
  2. 貯蓄
  3. 把握(使途不明金をなくすため)
  4. の3点が家計簿のモチベーションになっているようです。

ということはユーザのモチベーションをさらにアップさせるためには、

  1. 節約度合い (前月比○○円削減!)
  2. 貯蓄度合い (目標達成まであと○○円!)
  3. 掌握率 (使途不明金が○○円減りました!)
  4. が一目で分かるような UX にすると、さらにモチベーション&フィーリングアップ♪につながりそうです。

どういうの家計簿が良いのか?

次には「どういう家計簿がイイ!」のか、さらに見ていきます。

いいデータがありました。「なぜ家計簿を付けていないのか?」です。

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出典 : NTT コミュニケーションズ (japan.internet.com)

ふむふむ。ざっくり見ると、

  1. 面倒
  2. 時間がない
  3. 理解するのがイヤ
  4. という事のようです。

※ 10数年の家計簿マニアの私としては「データがあるのに入力しないなんてもったいない」気がしますが、この感覚は性格に起因する物かもしれないですね。

さらに「理想の家計簿」と言う結果もあります。

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出典 : NTT コミュニケーションズ (japan.internet.com)

1位は「お金をつかったら、自動的に記録してくれるもの」!

あったら良いですね~。

私も欲しいです、が、税務署の方々が一番喜びそうです。

 

それはともかく。

理想に対しての現実としては「入力とそれに付随する仕訳(費目の分類)」が一番のネックな事が分かりました。

で、さらに使いすぎのアラートと「お金の使い方のアドバイス」が欲しいと。

 

ここ注目ですね。「アドバイス」。これですよこれ。ここにキラーアプリになるキーワードがありそうです。

 

”家計簿” というと、どういうイメージがありますか?

私もそうですが、

家計簿 == 支出の記録 == 無駄/赤字(のイメージ)

ではないですか?

 

こう言っては何ですが、家計簿ってなんだか暗いイメージ。悪い方向に考えると、みみっちい、せせこましい、小市民・・・なんて言葉も頭に浮かんできそうです。

でも実際に家計簿を付けている人は、

    • お金を貯めたい!
    • 欲しかった家を買いたい!
    • 早くローンを返したい!
    • 老後のために今がんばってる!

という隠れたモチベーションがあった上で、

  • 無駄遣いをなくしたい!
  • 使途不明金を減らしたい!
  • できるだけ簡単に入力したい!

を「満たす手段としての ”家計簿”」を求めているんだと思います。

※ 実際私がそうですから。

ではどうする?

ではどうしましょう。

今までをまとめると、

出来るだけ簡単に入力が行えて

分類などで頭を使わずに

使途不明金をできるだけなくして無駄遣いを避け

お金の使い方のアドバイスを受けて

出来るだけ貯蓄が出来る

そしてさらに!

つければつけるほど、お金が増える家計簿!!

なんてあったら、今までの常識を覆す「家計簿」になりそうです。

しかし、

「お金が増える家計簿」とはいうものの、

「家計簿入力することにポイントがつく!」

というのは方向が違う気がします。かといって、

「副業でがっぽり!」

も論外です。

ここは直接的にお金が増えるんじゃなくって、家計簿に Financial Planning 的な要素を加えて、

「日々感じられるお金が貯まっている感」

「お金を貯めるための方向付け&アドバイス」

を得て、ユーザそれぞれの目標に向かっていける ”家計簿ソフト” がよさそうです。